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エーラス・ダンロス症候群(EDS)疑いの犬(ミニチュア・ダックス)【大阪府堺市の動物病院】

エーラス・ダンロス症候群(EDS)疑いの犬(ミニチュア・ダックス)【大阪府堺市の動物病院】



今回はちょっと珍しい症例をご紹介しましょう。

この症例(ミニチュアダックス、3歳、♀)はとくに思い当たる原因はなく、首輪のあたりの皮膚が裂けてしまったと主訴で来院。




エーラスダンロス症候群?.JPG
写真は裂けてしまった部位



病理学検査などは特に実施していませんが、皮膚がもろく、伸びやすい特徴からエーラス・ダンロス症候群(EDS)の疑いが強いと判断しました。




エーラスダンロス症候群? (2).JPG
写真は引っ張ると容易に皮膚が伸びる様子



EDSはコラーゲンの形成異常からいろんな病態を引き起こす難病です。

ヒトの医学では診断は経験豊富な医師でないと難しいとあります。

ヒトの医学においてEDSは6つの型に分類していますが、動物では古典型を疑うことが多いです。

EDS疑いの動物はまれに遭遇しますが、最近はウサギで症例数が増加している印象があります。



この症例では慎重に裂けた部位の皮膚を縫合したのですが、それでも再び同部位で裂けたので、再縫合しました。そのあとは再発はないようです。



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カメのビタミンA欠乏症(ハーダー氏腺炎、眼が腫れてる、眼が開かない、食欲がない)【大阪府堺市の動物病院】

カメのビタミンA欠乏症(ハーダー氏腺炎、眼が腫れてる、眼が開かない、食欲がない)【大阪府堺市の動物病院】



カメは食事から摂取するビタミンが欠乏することによって健康を害することがあります。

欠乏しやすい栄養素にビタミンA、D、B1(チアミン)があるのですが、今回はビタミンA欠乏症(ハーダー氏腺炎)について。



カメがビタミンAを欠乏すると眼瞼の腫脹、上皮の角化、粘膜下腺の扁平化生などが認められるようになります。

症状としては眼瞼の腫脹が一番わかりやすく、ハーダー氏腺炎として有名な症状です。


ただし、気をつけなくてはいけないのが、眼瞼が腫脹していても、実際はビタミンAだけでなく多くの栄養素が欠乏している可能性が高いということです。


また、眼瞼の腫脹は単純なビタミンA欠乏によるものだけではなく、(他の病気による)全身状態の悪化に伴うものや(細菌感染による)眼瞼炎によるものなど、他の原因から起こることもあるので、眼瞼の腫脹だけで診断してしまわずに動物病院で相談したほうがいいでしょう。




ビタミンA欠乏・ハーダー氏腺炎.JPG
写真はビタミンA欠乏症で眼瞼が腫脹している様子




甲羅の感染症 (2).JPG
写真はビタミンA欠乏症と併発した(続発した)甲羅の感染症の様子





ビタミンA欠乏症を無治療で放置しておくと中耳炎や全身の感染症、食欲廃絶、成長不良、全身の浮腫(むくみ)など、さまざまな症状がみられるようになります。

まぶたが腫れてる(眼が開かない)と言った症状が見られればあまり様子を見すぎることなく、早めに動物病院に相談したほうがよいでしょう。



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ウサギの切歯(前歯)の不正咬合と皮膚症状・被毛の汚れ【大阪府堺市の動物病院】

ウサギの切歯(前歯)の不正咬合と皮膚症状・被毛の汚れ【大阪府堺市の動物病院】

ウサギは上下の歯が正常に噛み合わさり(咬合)、歯どうしが摩耗することによって正常な長さ・形態が保たれます。
ウサギの歯は常に伸び続けるので、上下の歯のかみ合わせが悪くなると(不正咬合)正常な歯の長さ・形態が保てなくなり、さまざまな症状を引き起こします。

切歯不正咬合 (2).JPG
切歯不正咬合.JPG
切歯不正咬合2.JPG
写真は切歯の不正咬合の様子。

切歯が不正咬合となってしまっても食欲は維持されることが多いのですが、グルーミングが正常にできなくなるので被毛の状態が悪くなることが多いです。

切歯不正咬合グルーミング不全.JPG
切歯不正咬合による湿性皮膚炎.JPG
写真は不正咬合によって被毛の状態が悪くなっている様子。


臼歯(奥歯)と違い、切歯(前歯)は動物病院でなくても(自宅でも)確認しやすいので、気づけば早めに動物病院で相談しましょう。

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犬(フレンチブルドック)のチェリーアイ(目が飛び出てる、目が腫れてる、目にできものができてる)【大阪府堺市の動物病院】

犬(フレンチブルドック)のチェリーアイ(目が飛び出てる、目が腫れてる、目にできものができてる)【大阪府堺市の動物病院】

犬やウサギはときどき瞬膜(第3眼瞼)といわれる構造物が目の内側から飛び出してしまうことがあります。
この状態を俗称チェリーアイと言います。
この飛び出た構造物をそのままにしていると瞬膜内部の軟骨が変形してきたり、涙の分泌量が減少してドライアイが進行したりします。その結果、目に感染をおこして目ヤニで目が常に汚れたりします。

このことから、チェリーアイを発見すれば早期に治療が必要になるのですが、基本的には外科治療となります。
チェリーアイの外科治療には大きく分けて2種類あり、
① 瞬膜腺を切除してしまう方法
② 瞬膜腺を温存し、正常な位置に整復する方法
のどちらかを選択することになります。
(瞬膜腺というのは瞬膜の内部にある涙を分泌する腺構造)

① については技術は必要とされず、手術にかかる費用は比較的安く抑えられる反面、術後にかなり高い確率でドライアイが進行します(手術によってドライアイになりやすくなる)。
② については①よりも技術は必要とされるものの、ドライアイの術後合併症は生じにくいとされます。ただし、手術にかかる費用は①よりは高くなります。

チェリーアイ術前.JPG
写真はチェリーアイのフレンチブルドック。右目の瞬膜腺が内眼角から脱出している様子がわかる。

チェリーアイ術後.JPG
写真はチェリーアイの手術後。瞬膜腺を温存し、整復した(ポケット法)。

チェリーアイは発見すれば早めに動物病院で相談しましょう。

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フェレットの脱毛(副腎疾患)【大阪府堺市の動物病院】

フェレットの脱毛(副腎疾患)【大阪府堺市の動物病院】

フェレットは脱毛することがよくあります。
皮膚疾患や季節性脱毛などでもフェレットは脱毛しますが、フェレットが脱毛しているときは副腎疾患の一症状として現れていることが多いです。
実際フェレットの副腎疾患では80%以上に脱毛が発生します。

脊索腫と副腎疾患.JPG
写真は副腎疾患で脱毛しているフェレット。尾の先端には脊索腫が発生している。


脱毛は尾や腰部から脱毛が始まることが多く、進行すると頭部と四肢を除いて被毛がすべて抜け落ちます。
尾のみに脱毛がみられることもあり、この場合はネズミの尾のような外観になります(ラットテイルと呼ばれています)。

フェレットの脱毛が気になったら副腎疾患を疑って早めに動物病院で相談しましょう。

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