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エーラス・ダンロス症候群(EDS)疑いの犬(ミニチュア・ダックス)【大阪府堺市の動物病院】

エーラス・ダンロス症候群(EDS)疑いの犬(ミニチュア・ダックス)【大阪府堺市の動物病院】



今回はちょっと珍しい症例をご紹介しましょう。

この症例(ミニチュアダックス、3歳、♀)はとくに思い当たる原因はなく、首輪のあたりの皮膚が裂けてしまったと主訴で来院。




エーラスダンロス症候群?.JPG
写真は裂けてしまった部位



病理学検査などは特に実施していませんが、皮膚がもろく、伸びやすい特徴からエーラス・ダンロス症候群(EDS)の疑いが強いと判断しました。




エーラスダンロス症候群? (2).JPG
写真は引っ張ると容易に皮膚が伸びる様子



EDSはコラーゲンの形成異常からいろんな病態を引き起こす難病です。

ヒトの医学では診断は経験豊富な医師でないと難しいとあります。

ヒトの医学においてEDSは6つの型に分類していますが、動物では古典型を疑うことが多いです。

EDS疑いの動物はまれに遭遇しますが、最近はウサギで症例数が増加している印象があります。



この症例では慎重に裂けた部位の皮膚を縫合したのですが、それでも再び同部位で裂けたので、再縫合しました。そのあとは再発はないようです。



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ウサギの切歯(前歯)の不正咬合と皮膚症状・被毛の汚れ【大阪府堺市の動物病院】

ウサギの切歯(前歯)の不正咬合と皮膚症状・被毛の汚れ【大阪府堺市の動物病院】

ウサギは上下の歯が正常に噛み合わさり(咬合)、歯どうしが摩耗することによって正常な長さ・形態が保たれます。
ウサギの歯は常に伸び続けるので、上下の歯のかみ合わせが悪くなると(不正咬合)正常な歯の長さ・形態が保てなくなり、さまざまな症状を引き起こします。

切歯不正咬合 (2).JPG
切歯不正咬合.JPG
切歯不正咬合2.JPG
写真は切歯の不正咬合の様子。

切歯が不正咬合となってしまっても食欲は維持されることが多いのですが、グルーミングが正常にできなくなるので被毛の状態が悪くなることが多いです。

切歯不正咬合グルーミング不全.JPG
切歯不正咬合による湿性皮膚炎.JPG
写真は不正咬合によって被毛の状態が悪くなっている様子。


臼歯(奥歯)と違い、切歯(前歯)は動物病院でなくても(自宅でも)確認しやすいので、気づけば早めに動物病院で相談しましょう。

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ウサギの急性胃拡張(急に食べなくなった、お腹がはっている)【大阪府堺市の動物病院】

ウサギの急性胃拡張(急に食べなくなった、お腹がはっている)【大阪府堺市の動物病院】

ウサギには急に食欲不振に陥る急性胃拡張という病気があります。
原因はさまざまですが、一つではないことも多く、原因追求よりもまずは緊急対応を要求される病気です。

典型的な例では前日まで食事を食べていたのに、朝から全然食欲がなく、便も全くでない、という状況になります。
このような症例ではまず急性胃拡張がおこっているのかどうかを検査して、もし急性胃拡張であれば緊急対応を要求されます。
緊急対応によって内科的に症状の改善が見られることが多いのですが、毛球などで閉塞していれば手術でなければ助からないこともあります。

毛球症.JPG
写真は検査によって閉塞を確認したあと、手術で摘出した毛球。
この症例では臼歯の不正咬合があり、さらに換毛期で過剰に毛を飲み込んでおり、おやつ(ニンジン)の多給による胃腸機能低下があったものと想定された。
この毛球は粘土のように固まっており、胃に蓄積されていた。
術後は順調に回復し、元気・食欲は正常となった。

ウサギが急に食欲が無くなる場合は緊急状態であることも多いので、気が付けばできるだけはやく動物病院に連れていってあげましょう。

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ウサギの膿瘍【大阪府堺市の動物病院】

ウサギの膿瘍【大阪府堺市の動物病院】

ウサギの飼い主の間で膿瘍は有名だと思います。
実際、膿瘍を主訴として動物病院に来院するウサギは多いです。
ウサギの膿瘍はいくつか特徴があります。
一つは非常に濃く、硬い場合が多いということ。

右下顎膿瘍(排膿).JPG
写真はウサギの右下顎部にできた膿瘍ですが、内容物がチーズ状であることが分かります。

もう一つの特徴は、膿瘍を囲む膿瘍壁が厚くなることが多いということです。
この暑い膿瘍壁に囲まれて治療薬(抗生剤)が届きにくいことになります。
そのことに関係しているのですが、ウサギの膿瘍は非常に治りにくいです。
特に歯周疾患(不正咬合など)が原因の場合は完治することが少ないです。

完治が難しい以上、予防が大事になるのですが、上記の通り、歯周疾患が進行すれば難治性の膿瘍を形成することが多いので、歯周疾患を進行させないことが重要になります。

定期的に歯の健康診断を受けることによって膿瘍の発生率を大きく下げることができます。
ウサギの歯の健康診断は動物病院で相談してみましょう。

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ウサギの胸腺腫の治療【大阪府堺市の動物病院】

ウサギの胸腺腫の治療【大阪府堺市の動物病院】

ウサギは高齢になると呼吸状態が悪化する疾患にかかることがあります。

その一つに胸腺腫があるのですが、犬や猫では胸腺腫は基本的に外科疾患です。

しかし、ウサギにおいては開胸術は安全な方法が確立しておらず、かなり危険なので一般的にはすすめられません。



そこで内科療法になるのですが、この時もいくつか注意することがあります。

一つは薬を飲ませる時に呼吸困難を起こしやすいこと。

この問題については薬を飲ませるときに決して無理はせずに、何度かトライしてもらうことで解決することがあります。

もう一つは薬の副作用です。

ウサギでは胸腺腫の治療薬は副作用が他の動物よりも強くでることがあり、注意して投与しなくてはなりませんが、用量が少なくても効果があまりありません。

副作用に気をつけながらある程度の薬の量が必要になります。

しかし、効果があることも多いのでこれからの治療の第一選択になるのではないかと思います。

胸腺腫治療前.jpg

胸腺腫治療1週間後.jpg

写真は治療直前の胸部レントゲン写真と治療1週間後の胸部レントゲン写真です。

明らかに胸部腫瘤が縮小した分、心臓が本来の形に戻ってきています。

それに伴って呼吸状態もかなり安定しました。



ウサギの胸腺腫の治療に関してはまだ発展途中ですが、以前に比べて確実に治療方針は確立してきています。

ウサギの呼吸がおかしいと感じたなら急を要することも多いので、できるだけ早めに動物病院で相談してください。



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