フェレットの食事管理【大阪府堺市の動物病院】
フェレットは食餌をして食べ物が3~4時間で消化管を通り過ぎると言われています。フェレットでは食べ物の通過速度が非常に早いため吸収の効率が悪いのです。その消化効率の悪さを補うために高タンパク質、高脂肪、低繊維の濃縮された食餌を必要とします。
植物由来のタンパク質はフェレットなどのイタチ科の動物において尿石症を引き起こすこともあります。
フェレットは完全肉食性動物なので、繊維が含まれる炭水化物を必要としておらず、高繊維食を与えてはいけません。
フェレットに炭水化物の豊富な食餌を給与すると、必要なタンパク質や脂肪の摂取量が低下します。
フェレットは果物や野菜のような高炭水化物・高繊維の食べ物を好むが、栄養的価値はありません。
フェレットバイトの多給によりビタミンD中毒を起こす可能性があります。いかなるトリーツも基本的に1日にスプーン1杯以上与えてはいけません。
フェレットに骨を与えると胃腸管閉塞を起こす可能性があり、与えてはいけません。
フェレットは普段食べているフードに固執する傾向があり、いきなり食べたことのないフードを食べることはあまりない。
以上のようなことに注意して食餌管理をして、わからないことがあれば早めにかかりつけの動物病院に聞いてみるのがいいでしょう。
キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555