フェレットのリンパ腫【大阪府堺市の動物病院】
リンパ腫はフェレットには比較的多く見られる腫瘍で、副腎腫瘍、インスリノーマについで多く発生します。フェレットのリンパ腫は1歳以下から中高齢に至るまで幅広く見られ、、早ければ5ヶ月齢でも発症します。
フェレットのリンパ腫は大きく分けて2つのタイプに分かれます。若齢で発生して急速に進行していくタイプと中高齢で発症して進行が遅いタイプです。
フェレットのリンパ腫の症状は漠然としていて食欲不振、体重減少、よく寝る、下痢、嘔吐、黒色タール状の便、後肢麻痺などがあります。
フェレットのリンパ腫の治療の大きな柱は抗がん剤治療になるのですが、まずリンパ腫であるという診断が前提になります。
ですのでフェレットのリンパ腫の治療のためには診断するための検査が非常に重要になります。
レントゲン検査、血液検査、細胞診、骨髄生検、ウイルス検査などの中から優先順位を付けて調べていきます。
費用の問題ですべて実行するのは難しくてもレントゲン検査は最優先でしてもらったほうがいいでしょう。
フェレットのリンパ腫は完治は難しい難病ですが、治療を施してあげれば生活の質や寿命の延長がみられることが多いので、疑わしい場合は積極的に検査する方がいいと思います。
また、定期的な健康診断で早期発見に努めて行くことも重要だと思います。
キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
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