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犬(ミニチュア・ダックス)の血管肉腫(ぐったりしている、お腹がはっている)【大阪府堺市の動物病院】

犬(ミニチュア・ダックス)の血管肉腫(ぐったりしている、お腹がはっている)【大阪府堺市の動物病院】

この症例はかかりつけの動物病院が休みだけど、ぐったりしているから見て欲しいとのことで来院。
10歳のミニチュア・ダックス。
まずはお腹が異様にはっていることに気づく。
これは。。。肥満?!なことはないか。
ということで確認してみると、そう言われてみれば最近お腹がはってきたとのこと。

血管肉腫で腹部膨満Mダックス (2).JPG
血管肉腫で腹部膨満Mダックス.JPG
写真は腹腔内腫瘤によって膨満した腹部

検査の結果、腹部に大きな腫瘤が存在していることがわかった。
大きすぎてその腫瘤がなにかまではわからなかったが、脾臓や肝臓の由来が疑われた。
同時に貧血も進行しており腹部に液体も存在していることから進行中の腹腔内出血が疑われた。
脾臓の腫瘍だとすると、獣医がまず考えることとしては血管肉腫の破裂。
だとすると現在持続的に出血しているのであれば緊急手術しなくてはならない。
だが、貧血が中程度であり、できれば輸血をしたいがそんな時間は残されていないようだ。

すぐに手術するべきか、輸血して状態を安定化してから手術するべきか一瞬迷ったが、飼い主さんと相談した結果、夜9時であったが緊急手術することになった。

開腹してみると、やはりぱっと見で由来がわからないかなり大きな腫瘤が目に入る。
腹腔内から大量の血液。
かなり癒着も激しいので、胆嚢破裂の可能性も考えながら少しづつ全体を表に出すと、どうやら脾臓のようである。
持続的にじわじわと出血しているのがわかった。しかも体網や腸間膜など、わりと大きな血管も巻き込みながら癒着している。
出血が続いているので迷っている時間はない。
大きな血管を確実に剥離、結紮しながら最終的に体網ごと脾臓を全摘出した。


血管肉腫.JPG
写真は摘出した脾臓

術後、さらに貧血がすすみ、危ないかと思われたがなんとか回復し、元気に退院していった。
数日後、病理検査結果がかえってきて、その結果は血管肉腫。

あれだけ大きくなっていたのだから、数ヶ月前から徐々に大きくなっていたことが予想される。
定期的な健康診断の重要さを感じた症例でした。

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大阪府堺市中区深井北町117-3
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フェレットのリンパ腫【大阪府堺市の動物病院】

フェレットのリンパ腫【大阪府堺市の動物病院】

リンパ腫はフェレットには比較的多く見られる腫瘍で、副腎腫瘍、インスリノーマについで多く発生します。フェレットのリンパ腫は1歳以下から中高齢に至るまで幅広く見られ、、早ければ5ヶ月齢でも発症します。

フェレットのリンパ腫は大きく分けて2つのタイプに分かれます。若齢で発生して急速に進行していくタイプと中高齢で発症して進行が遅いタイプです。



フェレットのリンパ腫の症状は漠然としていて食欲不振、体重減少、よく寝る、下痢、嘔吐、黒色タール状の便、後肢麻痺などがあります。


フェレットのリンパ腫の治療の大きな柱は抗がん剤治療になるのですが、まずリンパ腫であるという診断が前提になります。
ですのでフェレットのリンパ腫の治療のためには診断するための検査が非常に重要になります。
レントゲン検査、血液検査、細胞診、骨髄生検、ウイルス検査などの中から優先順位を付けて調べていきます。
費用の問題ですべて実行するのは難しくてもレントゲン検査は最優先でしてもらったほうがいいでしょう。


フェレットのリンパ腫は完治は難しい難病ですが、治療を施してあげれば生活の質や寿命の延長がみられることが多いので、疑わしい場合は積極的に検査する方がいいと思います。
また、定期的な健康診断で早期発見に努めて行くことも重要だと思います。


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鳥の痛風(脚をあげる、握力低下、止まり木から落ちる、脚にできもの、など)【大阪府堺市の動物病院】

鳥の痛風(脚をあげる、握力低下、止まり木から落ちる、脚にできもの、など)【大阪府堺市の動物病院】


痛風という病名を聞いたことがある方も多いと思います。人でも起こるのですが、鳥にも発生します。非常に強い痛みがあり、風が吹いても痛いというところから痛風という名前がついたようです。

痛風は尿酸が沈着する病気ですが、尿酸が沈着する場所によって大きく分けて関節痛風と内臓痛風に分かれます。


鳥の内臓痛風は生前に診断するのが難しく、実際には突然死という形で現れることが多いです。

鳥の関節痛風は高齢のセキセイインコでよくみかける問題です。

初期には食欲・元気に異常がなく、見過ごされることが多いのですが、症状としては

・脚の挙上

・跛行(びっこをひく)

・握力低下

・活動量の低下

・止まり木から落ちる

・止まり木をつかみたがらない

などに気づくことがあります。



鳥の関節痛風は進行してくれば脚に白い結節(できもの)がはっきりとしてきます。

さらに進行すれば関節がうまく動かなくなるので、歩き方がロボットのようにぎこちなくなります。この状態になれば治療してもあまり延命できないことが多いです。


鳥の内臓痛風については発見が難しくても関節痛風はよく観察すれば初期に発見できることもあります。

鳥の痛風は治療が遅くなれば寿命が短縮することが多いので、上記のような症状が見られたら早めに動物病院に連れていってあげましょう。


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フェレットのインスリノーマ(ふらつき、よだれなど)【大阪府堺市の動物病院】

フェレットのインスリノーマ(ふらつき、よだれなど)【大阪府堺市の動物病院】

フェレットを飼育されている方にはご存知の方も多いと思いますが、フェレットは中年齢以降(平均5歳)でインスリノーマを発症することがよく見られます。

フェレットのインスリノーマの症状は急性に発症することはあまりなく、インスリノーマの進行と共に衰弱や神経症状を発現することが多いです。

フェレットのインスリノーマではいろんな症状を発現しますが、代表的なものを以下に列記します。

・ぼんやりしている

・ちょっと動くとすぐにばてる

・寝ている時間が長い

・痩せてきた

・後肢に力が入らず、よろよろと歩く

・呼吸時に口を開ける。ハアハアと息をする。

・ヨダレを流す。アワを吹く。鼻水を出す。くしゃみをする。

・震える。ぐったりしている。

これらの症状は加齢に伴う正常な老化現象ととらえられることも多く、注意が必要です。

フェレットのインスリノーマの治療としては外科療法と内科療法があります。
フェレットのインスリノーマにおける外科療法はあまり効果的ではないとされている文献もありますが、経験的には効果が高いように感じられます。
ただし、外科療法だけを選択することはできず、外科手術後に内科療法が必要となることがほとんどです。
実際、フェレットのインスリノーマの治療において内科療法だけでは平均生存期間は半年であるのに対し、外科療法では平均生存期間は1年、内科療法に外科療法を併用すれば平均生存期間は1年半というデータもあります。

フェレットのインスリノーマは初期症状が分かりにくく、発見が遅れがちになりますが、治療開始が遅れれば遅れるほど生活の質や寿命が短くなるのは明らかなので、中年齢以降(特に4歳以降)のフェレットは定期的(一年に2回)の血液検査をして早期発見に努める方がいいでしょう。


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ウサギの胸腺腫の治療【大阪府堺市の動物病院】

ウサギの胸腺腫の治療【大阪府堺市の動物病院】

ウサギは高齢になると呼吸状態が悪化する疾患にかかることがあります。

その一つに胸腺腫があるのですが、犬や猫では胸腺腫は基本的に外科疾患です。

しかし、ウサギにおいては開胸術は安全な方法が確立しておらず、かなり危険なので一般的にはすすめられません。



そこで内科療法になるのですが、この時もいくつか注意することがあります。

一つは薬を飲ませる時に呼吸困難を起こしやすいこと。

この問題については薬を飲ませるときに決して無理はせずに、何度かトライしてもらうことで解決することがあります。

もう一つは薬の副作用です。

ウサギでは胸腺腫の治療薬は副作用が他の動物よりも強くでることがあり、注意して投与しなくてはなりませんが、用量が少なくても効果があまりありません。

副作用に気をつけながらある程度の薬の量が必要になります。

しかし、効果があることも多いのでこれからの治療の第一選択になるのではないかと思います。

胸腺腫治療前.jpg

胸腺腫治療1週間後.jpg

写真は治療直前の胸部レントゲン写真と治療1週間後の胸部レントゲン写真です。

明らかに胸部腫瘤が縮小した分、心臓が本来の形に戻ってきています。

それに伴って呼吸状態もかなり安定しました。



ウサギの胸腺腫の治療に関してはまだ発展途中ですが、以前に比べて確実に治療方針は確立してきています。

ウサギの呼吸がおかしいと感じたなら急を要することも多いので、できるだけ早めに動物病院で相談してください。



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