フェレットの歯科処置(歯石除去・スケーリング・抜歯など)【大阪府堺市の動物病院】
フェレットは生後10週齢時に永久歯に生え変わります。
永久歯に生え変わってからは基本的に歯の状態は悪くなる方向に進みます。
中齢以上のフェレットでは歯石・歯肉炎などの歯周疾患が多くみられます。
犬・猫での歯周疾患と同様、ドライフードではなく缶詰やふやかしたフード、生肉などを食べている個体でより重度にみられることが多いです。
口を気にする動作や口の片方でのみ咀嚼する様子がみられることもありますが、犬・猫にくらべてフェレットでは症状や不快感を示すことはまれです。
フェレットでは重篤な状態になっていても症状がみられないことが多く、定期健診時に発見されることが少なくないのです。
フェレットの歯周疾患を放置すれば上顎犬歯根部の膿瘍により下まぶたのあたりが腫れてきたり膿を排出することもあります。
フェレットでは犬・猫にくらべて症状を示すことは少ないですが、一度症状がみられるようになると犬・猫にくらべて重篤な状態になっていることが多く、慢性的な食欲不振につながることもあります。
歯科処置(スケーリング・歯石除去など)は犬・猫だけのものと油断は禁物です。
かかりつけの動物病院で定期的な健康診断をして処置していってください。
キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555