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ウサギ梅毒・ウサギトレポネーマ症・生殖器スピロヘータ(鼻・陰部の皮膚症状、くしゃみなど)【大阪府堺市の動物病院】

ウサギ梅毒・ウサギトレポネーマ症・生殖器スピロヘータ(鼻・陰部の皮膚症状、くしゃみなど)【大阪府堺市の動物病院】



ウサギはある種のスピロヘータに感染して症状を呈することがあります。

ウサギ梅毒と言われますが、人獣共通感染症ではなく、ヒトに感染することはありません。

ウサギトレポネーマ症、生殖器スピロヘータ、とも呼ばれます。



鼻や陰部に特徴的な病変を形成することが多く、飼い主さんが気づいて来院されることが多いです。



ウサギ梅毒.JPG
ウサギ梅毒 (2).JPG
写真はウサギ梅毒症例の鼻鏡の皮疹

ウサギ梅毒 (3).JPG
写真はウサギ梅毒症例の陰部の皮疹



疑わしい皮疹を発見したら早めに動物病院で相談した方がいいでしょう。



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ウサギのエンセファリトゾーン感染による水晶体破壊性ぶどう膜炎【大阪府堺市の動物病院】

ウサギのエンセファリトゾーン感染による水晶体破壊性ぶどう膜炎【大阪府堺市の動物病院】



ウサギはエンセファリトゾーンという寄生虫に感染することがあります。

ウサギのエンセファリトゾーン感染で一般的に有名なのは斜頸と思います。

実際斜頚はよく見られるのですが、眼にも症状を表すことがあります。



エンセファリトゾーンによる水晶体破壊性ぶどう膜炎 (2).JPG
写真はエンセファリトゾーン感染による水晶体破壊性ぶどう膜炎の外貌。

局所的にぶどう膜炎がつよく見られる。


この症例は若齢(2ヶ月齢)からエンセファリトゾーン感染による斜頸を繰り返し、そのたびに治療で斜頸は治っていたのですが、8ヶ月齢程で虹彩膿瘍が出現。

徐々に進行して水晶体破壊性ぶどう膜炎まで進行しました。



ウサギの虹彩膿瘍はウサギの眼内疾患で最もよく見られます。

ウサギの虹彩膿瘍も初期治療で進行を抑制し、視覚や眼球を温存できることが多いのですが、無治療で経過すると治療に反応しにくいぶどう膜炎や緑内障に進行するので、眼球の温存は難しくなります。

ウサギの目を普段からよく観察しておかしなところがあれば早めに動物病院で相談しましょう。



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動物(ウサギ、犬など)の熱中症(下痢、ふらつく、ぐったりなど)【大阪府堺市の動物病院】

動物(ウサギ、犬など)の熱中症(下痢、ふらつく、ぐったりなど)【大阪府堺市の動物病院】

今年も猛暑がやってきそうですが、熱中症について、人の分類に沿って整理しましょう。
人の場合、熱中症は症状の程度によって3段階に分類されています。
Ⅰ度(軽症):足のふくらはぎが痙攣する(こむら返り)、立ちくらみ
Ⅱ度(中等症):強い疲労感、めまい、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢、体温の軽度上昇
Ⅲ度(重症):38度以上の高熱、突然意識を失う(意識喪失)、意味のわからないことを話し始める(せんもう状態)、急なふらつき(小脳症状)、けいれん
Ⅲ度の熱中症では脳機能障害だけでなく内臓系(肝臓・腎臓など)の臓器障害や血液凝固系の障害が起きていることが多く、死亡率も高いとされています。
このため、Ⅲ度に進行する前に(Ⅰ度やⅡ度の間に)早期発見・早期治療が重要になります。

この分類を動物に当てはめてみると、わかりやすい症状としては
Ⅰ度:いつもは動き回るがじっとしている。お座りしたり動いている時にふらつくことがある。
Ⅱ度:横になっている時間が長い。下痢、吐き気。
Ⅲ度:40度以上の高熱、突然意識を失う(意識喪失)、意味なくほえる(せんもう状態)、急なふらつき(小脳症状)、けいれん
Ⅲ度の熱中症では脳機能障害だけでなく内臓系(肝臓・腎臓など)の臓器障害や血液凝固系の障害が起きていることが多く、死亡率も高いのは動物でも同様。

ここで注意が必要なのはⅠ度、Ⅱ度では熱を測るだけでは熱中症かどうかわからないということです。
クーラーの付いていない部屋でウサギや犬が暑くてぐったりしている、下痢をしているというのであれば、それはⅡ度の熱中症をおこしている可能性が高いということです。

夏にペットが暑いからぐったりしているのだろうと当たり前に考えずに、Ⅲ度に進行して手遅れになる前に動物病院で相談しましょう。

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ウサギの臼歯(奥歯)の不正咬合(ふせいこうごう)(よだれ、食欲不振、下痢、便がでない、など)【大阪府堺市の動物病院】

ウサギの臼歯(奥歯)の不正咬合(ふせいこうごう)(よだれ、食欲不振、下痢、便がでない、など)【大阪府堺市の動物病院】

ウサギの歯は人と違って一生伸び続けます。

通常であれば食事の時に上下の歯が噛み合わさることによってウサギの歯が伸びすぎることはありません。

しかし、上下の歯のかみ合わせが悪くなると(このことを不正咬合といいます)異常な方向に歯が伸びすぎてしまい、さまざまな症状がでてきます。

ウサギの不正咬合はさまざまな原因でおこります。

原因として遺伝性・先天性(生まれつき)の原因と不適切な食事を食べ続けることによる後天性(生まれた後の問題)の原因に大きく分かれます。

先天性の問題の一つとして下顎過長症(下顎前突症)があります。これは下顎が長いというよりも上顎が短い状態で、上下の切歯(前歯)がかみ合わなくなります。ロップイヤー種やドワーフ種の短頭種におこりやすいです。

後天性の問題としては不適切な食事を食べ続けることによって歯が伸びることを抑えることができず、伸び続けてしまうことがあります。葉野菜やペレット、あるいはトリーツなどをよく食べるウサギに不正咬合はおきやすいです。

他には事故や加齢で歯並びが変化してしまい、上下の歯のかみ合わせが悪くなることでも不正咬合は起こります。また、ケージの網をガジガジとかじる癖のあるウサギは歯並びが悪くなります。ニッパーで伸びすぎた歯を折ることによってもかみ合わせは悪くなります。

不正咬合はさまざまな症状を引き起こします。

歯並びが悪くなることによって臼歯(奥歯)がとがってきます。このとがった歯が口の中を傷つけます。


臼歯不正咬合 (3).JPG
臼歯不正咬合.JPG
右下顎不正咬合.JPG
不正咬合.JPG
不正咬合1.JPG
写真は尖った臼歯が舌に向かって伸びている様子



ウサギは痛みで食欲が落ち、よだれが口からあふれるようになります。このよだれによって皮膚炎をおこします。

目からは涙や膿がでたり、頭部に膿の塊ができてさらに痛みを覚えるようになります。一度膿の塊ができると膿を出すために定期的に動物病院に通わなくてはならなくなることも多いです。

また、歯の痛みやストレスによって攻撃性が出たり逆に無気力になることもあります。


右下顎膿瘍(右口内粘膜腫脹)1.JPG
写真は臼歯の不正咬合を無治療で放置した結果、下顎に膿瘍を形成している様子。よだれで顎が濡れている。一度膿瘍を形成すると一生継続治療が必要になることが多い。


ウサギの不正咬合が疑わしいと思ったなら早めに動物病院で診てもらってください。

特に臼歯(奥歯)の不正咬合は家ではわからないことも多いので、症状が軽いうちに動物病院で診てもらいましょう。



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エーラス・ダンロス症候群(EDS)疑いの犬(ミニチュア・ダックス)【大阪府堺市の動物病院】

エーラス・ダンロス症候群(EDS)疑いの犬(ミニチュア・ダックス)【大阪府堺市の動物病院】



今回はちょっと珍しい症例をご紹介しましょう。

この症例(ミニチュアダックス、3歳、♀)はとくに思い当たる原因はなく、首輪のあたりの皮膚が裂けてしまったと主訴で来院。




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写真は裂けてしまった部位



病理学検査などは特に実施していませんが、皮膚がもろく、伸びやすい特徴からエーラス・ダンロス症候群(EDS)の疑いが強いと判断しました。




エーラスダンロス症候群? (2).JPG
写真は引っ張ると容易に皮膚が伸びる様子



EDSはコラーゲンの形成異常からいろんな病態を引き起こす難病です。

ヒトの医学では診断は経験豊富な医師でないと難しいとあります。

ヒトの医学においてEDSは6つの型に分類していますが、動物では古典型を疑うことが多いです。

EDS疑いの動物はまれに遭遇しますが、最近はウサギで症例数が増加している印象があります。



この症例では慎重に裂けた部位の皮膚を縫合したのですが、それでも再び同部位で裂けたので、再縫合しました。そのあとは再発はないようです。



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