鳥(特にセキセイインコ)の卵管蓄卵材症(OI、お腹が膨らんでいる)と手術【大阪府堺市の動物病院】
犬、猫では子宮に膿がたまって緊急状態となる子宮蓄膿症という病気は有名ですが、その病態に似た状態が鳥でもおこる場合があります。卵管に卵の材料が詰まってしまう状態で、卵管蓄卵材症(OI)と呼ばれています。
鳥の卵管蓄卵材症(OI)の症状は漠然としたものが多く、無症状のことも多いです。しかし、症状が出てきてしまうとかなり進行した状態のことも少なくなくないです。
鳥の卵管蓄卵材症(OI)はいろんな鳥が罹患しますが、セキセイインコ、オカメインコ、カナリア、などに好発すると言われています。
鳥の卵管蓄卵材症(OI)の発症には持続発情が関係していると言われています。
鳥の卵管蓄卵材症(OI)の検査としてはレントゲン検査などがあります。
卵管蓄卵材症(OI)であると仮診断をした後、内科治療か外科治療を選ぶことになるのですが、内科治療では腹部の縮小などの一定の効果が得られることが多い半面、治療をやめることはできず、内科治療継続中に効果は見られなくなることが多いです。
鳥の卵管蓄卵材症(OI)の手術は早期であれば完治可能です。鳥の卵管蓄卵材症(OI)は発見が遅くなれば、手術のリスクが増大する(難易度が高くなる)ので、早めに手術することが推薦されます。
鳥の卵管蓄卵材症(OI)の症状の中で最も気づきやすいのは腹部膨大で、逆に腹部膨大しか見られないことも多いです。
なので、鳥が腹部膨大しているのを発見すれば早めに動物病院に連れていってあげましょう。
キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555