幸せに生きるために、「どうすれば良いか(How To)」を求める人が多いです。
特に西洋の成功哲学は「どうすれば良いか(How To)」については詳しいですし、
日本にも西洋の成功哲学の多くは入ってきています。
多くの人は「どうすれば良いか(How To)」を集めれば
幸せになれると思っています。
確かに、一時的な「成功」
(成功と幸せは違うのですが、これについてはまた後日解説します。)
には「どうすれば良いか(How To)」は役に立ちますし、
実際成功には必要なことも多いです。
しかし、「どうあるべきか(Be)」ということをおろそかにしたまま
成功した人は長期的な成功(=繁栄)することはできません。
実際、1年でヒルズ族だ、ネオヒルズ族だ
と言って成功している人が不幸せになることも多いことは
ご存知の方も多いのではないでしょうか。
7つの習慣という成功哲学の名著があるのですが
(こういった基本的な本は読んでおいた方がいいです)
その本はアメリカで過去200年ほどの間に成功した人に共通する特徴・習慣など
を研究した上で書かれています。
その研究の中で、アメリカの最初100年ほどに成功した
人たちに共通する性質として「どうあるべきか(Be)」
を重視していたとあります。
そして、その次の100年で成功した人たちが重視したものは
「どうすれば良いか(How To)」
であったとフランクリンコビー(著者)は述べています。
しかし、その後に「どうすれば良いか(How To)」を
重視していても成功しないことが多くなったとされています。
今、再び
「どうあるべきか(Be)」
を見直す時代が来た、とフランクリンコビーは言っています。
どういうことかと言うと、
「どうあるべきか(Be)」
がすべての土台であり、
「どうすれば良いか(How To)」
は「どうあるべきか(Be)」という土台がしっかりしたその上で
活きてくるものだということです。
なので、過去200年のうちに
「どうあるべきか(Be)」がおろそかになり、
「どうすれば良いか(How To)」だけを追求する様になったので、
成功しなくなったということなのです。
「どうあるべきか(Be)」
ということについては、かなり深いテーマとなるので、
少しずつ解説していきます。