フェレットの歯石除去・スケーリング・抜歯などについて【大阪府堺市の動物病院】
今日は歯石除去の処置をしました。
動物の唾液は人よりもアルカリ性が強く、歯石がつきやすいです。
人と同じ感覚で歯石を軽くみていると、6歳くらいでものすごく歯石がついてしまいます。
それはもう歯の表面がみえなくなるくらいになります。
口臭もすごいことが多いです。
では歯石はなぜいけないのでしょうか。
分かりやすく言うと細菌のすみかになるからです。
歯石は顕微鏡でみると小さな穴がたくさんあいた軽石のような構造をしています。
その小さな穴に細菌が入り込むのです。
口の中で増えた細菌は血液に入り込んで全身にいきわたります。
そしていろんな病気を引き起こします。
心臓病、泌尿器病、背骨の感染、膀胱炎、子宮蓄膿症など、ゆるやかに健康をそこなうものから急激に死亡する病気までさまざまな病気に関係します。
結論として歯石除去は歯石によってひきおこされるさまざまな病気を予防するということが言えると思います。
こうして考えるとワクチンと同じくらい大事なものだと思いませんか?
なによりスケーリングで再び歯が白くなるのは単純にうれしいものです。
歯石が気になりだしたら一度動物病院で相談してみてください。
キキ動物病院
大阪府堺市中区深井北町117-3
072-276-3555