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ウサギの避妊手術【大阪府堺市の動物病院】
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犬・猫の避妊手術の重要性についてはよく言われていて、実際ご存知の方も多いと思います。
早期に避妊することによって乳腺腫瘍の発生率を下げ、子宮蓄膿症という緊急性のある病気を予防するということは大きなメリットとして考えられます。
今回は犬猫ではなくてウサギの避妊手術について考えてみましょう。
結論から言うと、ウサギにおいても避妊手術は非常に重要です。
もしかすると犬・猫の避妊手術よりも大事かもしれません。
というのも、近年ウサギにおいて子宮にかかわる病気が非常に多いことがわかってきたのです。
4歳以上の雌のウサギにおいてはなんと63%のウサギが子宮腺癌だったという報告もあるくらいです。
他にも子宮内膜過形成は子宮腺癌以上の頻度で起こります。
このことだけでもウサギにおいては避妊手術で病気を予防することがいかに大事かがわかると思います。
ウサギの避妊手術によって予防できる病気の一覧です。
1.難産・胎児停留・流産胎児停留
2.膣脱・子宮脱
3.子宮蓄膿症
4.子宮内膜静脈瘤
5.子宮内膜過形成
6.子宮水腫
7.子宮捻転
8.卵巣腺癌
9.子宮腺癌
10.子宮癌肉腫
11.子宮平滑筋肉腫
ウサギにおいては少なくともこれだけの病気は避妊手術によって完全に予防できるのです。
ただ、高齢であったりそのときの状態によっては麻酔のリスクは上がることがあります。
麻酔のリスクが高い状態で緊急手術になる前にウサギの避妊手術を施してあげるのも愛情の一つではないかと思います。

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